2021.02.08
第10回九州戯曲賞の開催延期について(お知らせ)
隔年開催しております九州戯曲賞は、本年の開催を予定しておりましたが、昨今の状況に鑑み延期することとなりましたのでお知らせいたします。
本賞では、最終選考会の終了後に審査員と候補者による表彰式、及び懇親会を開催しておりますが、この懇親会では審査員から候補者へ講評が直接伝えられるとともに、互いの戯曲を読みあった候補者同士が交流にとどまらず、才能を高め合う場となっております。
このような機会は、最終候補に残った作家の今後の活動に資するものであり、ひいては九州の演劇シーンの活性化につながるものと考え、本賞が重視しているところです。
大賞作品1作品を選考する過程は、対人接触なしに行うことが可能ですが、昨今のコロナ禍により、隔意なく意見交換できる場を作ることが難しく本賞の目的を十分に達成することが出来ないと考え、開催延期とさせていただきたいと思います。
関係各位のご理解を頂けますようお願いいたします。
本賞が始まりました2009年以降、日本の劇戯曲賞(2010年)、せんだい短編戯曲賞(2012年)、北海道戯曲賞(2014年)などの戯曲賞がはじまり、九州で活動する劇作家が挑戦できる場が増えております。また、これらの賞で九州の劇作家が受賞あるいは最終候補に残るなど活躍しており、九州の劇作家にとって戯曲賞に応募するということが選択肢となってきています。
今後、本賞のあり方については、このような国内の環境の変化も踏まえ検討してまいります。