2023.03.24
コラム│鹿児島演劇の見本市の開催! ~演劇の再開と演劇人の再会を願って~(鹿児島)
はじめまして、鹿児島演劇協議会の代表理事を務めさせていただいています。宮田晃志と申します。鹿児島ではコロナ禍で思うようにイベントが行えない期間が続いていましたが、2023年こそ演劇活動の復活を目指し、動いているところです。
早速ですが、2023年1月29日に「第7回鹿児島演劇見本市 第1弾 〜旅するENGEKI2023〜 in 鹿児島」というイベントを開催しました。これは、参加団体が約30分のお芝居を持ち寄り上演するというものであり、一度にたくさんの劇団のお芝居を見ることができる、まさに見本市といった内容のイベントです。
第7回鹿児島演劇見本市 第1弾 〜旅するENGEKI2023〜 in 鹿児島
鹿児島演劇見本市は2008年〜2014年まで鹿児島演劇協議会が継続して行っていたのですが、一時期中断しており、コロナ禍が収まってきている今こそ、鹿児島の演劇人の力を一度集めようと、実に9年ぶりに再開いたしました。
第1弾では、鹿児島で活動を続けている協議会加盟団体6団体、劇団鳴かず飛ばず、鹿大演劇部テアトル火山団、劇団LOKE、演劇ユニット GREEN CARD a.k.a、即興グループ 七味唐辛子、演劇集団宇宙水槽がそれぞれ短編作品を上演しました。
劇団ごとに個性があり、コメディーや抽象的な作品、さらには即興劇と、様々なお芝居を見ることができる見応えのあるイベントになったと思います。来場者も約400人と、会場が満席になるほどにお越しいただくことができました。
演劇人の「お芝居をやりたい」という気持ち、そして、お客さんの「演劇を観たい」という気持ち、久しぶりの見本市ではその二つの気持ちの再確認と、演劇人が集まる中で生まれたパワーを感じることができました。
2023年は、このイベントを第2弾、第3弾と連続して行っていく予定になっています。鹿児島演劇協議会の活動にもご注目ください。
久しぶりに鹿児島の演劇人が集結! 演劇の力が集まりました
鹿児島の演劇は昨年くらいから、各劇団が少しずつ活動を再開しています。どうしてもコロナ前のような大規模なお芝居や、集客ができない状況ではありますが、確実にプラスな方向に進んでいるんだということを感じています。
新しい劇団を作りたいという若手の話も耳にしています。鹿児島演劇協議会は演劇人を繋ぐ力の手助けをし、演劇文化を地元鹿児島に広めていけたらと思います。
宮田晃志(鹿児島演劇協議会 代表理事)
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